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お墓工事の価格について

お墓の工事費(工事の価格)について

お墓の価格のうち墓石に掛かる費用は、石材費と工事費に分かれます。本投稿では、お墓の工事費(工事の価格)についてご紹介いたします。

当店へお越しになられるお客様からは、お墓の工事費について以下のようなご希望やご質問を多く頂きます。

  • そもそもお墓の工事って何をするの?
  • 工事費ってどれくらい掛かるの?
  • 石材店によって工事の内容は違うの?
  • 工事費は、何によって違うの?
  • 地震に強い工事をして欲しいけど高いのかな?

以上のように、お墓の工事については何をするのかも分からないし、検討もつかないという方も非常に多いです。

そのため本投稿ではお墓に掛かる費用のうち、工事費についてお伝えさせて頂きます。

まずは、当店で行っているお墓の工事にはどのような種類があるかをお伝えいたします。

工事の費用については、他店様とは算出方法が違う場合がありますのでご承知おきください。

◆◆◆お墓の価格についての参考となる投稿は、こちらからどうぞ◆◆◆
【お墓の価格(値段・費用)の仕組みと相場|①概要】
【お墓の価格(値段・費用)の仕組みと相場|②墓地の永代使用料】
【お墓の価格(値段・費用)の仕組みと相場|③石材の価格(前編)】
【お墓の価格(値段・費用)の仕組みと相場|④石材の価格(後編)】

1.お墓工事の種類

お墓を建てるための工事には、大まかに分けて以下の4点があります。

  1. 基礎工事
  2. 外柵設置工事
  3. 石碑設置工事
  4. 解体工事(リフォーム、移転の場合)

まずは、それぞれの工事内容についてご説明いたします。

本投稿では、「工事の費用」を中心にお伝えしたいので、「工事の内容」については簡単にご紹介させて頂きます。

1-1.基礎工事

基礎工事で行うことは、主に以下の5点です。

  • 掘削・砕石入れ
  • 転圧
  • 鉄筋組み
  • コンクリート打ち
  • 地盤改良・杭打ち(軟弱地盤の場合)

こちらは、コンクリート打ちを行っている様子です。バイブレータでコンクリートの気泡を抜き、水平を見ながらコテでならします。

お墓の基礎工事


1-2.外柵設置工事

外柵設置工事で行うことは、以下の2点です。

  • 外柵の配置
  • 免震ボンド・ステンレス金具での固定

こちらは、外柵の水平や位置を調整しながら、部材を並べている所です。並べた部材は、免震ボンドやステンレスの金具などを使って固定されます。

お墓の外柵設置工事


1-3.石碑設置工事

石碑設置工事で行うことは、以下の3点です。

  • 納骨室設置
  • 石碑設置(地震対策)
  • 仕上げ土、玉砂利敷設

こちらは、一番上の石である竿石(さおいし)をクレーンで吊って設置している所です。東日本大震災で被害が0であった地震対策法を用いています。

お墓の石碑設置工事


1-4.解体工事(リフォーム、移転の場合)

解体工事で行うことは、以下の4点です。

  • 石碑の解体
  • 入っているお骨の収拾
  • 外柵の解体
  • 整地(移転の場合)

こちらは、石碑を解体している所です。一番上の竿石から順番に外していきます。移転の場合などクリーニングしてもう一度場合もありますし、キズを付けないように養生して運搬します。

お墓の解体工事


2.工事の費用を決める5つのポイント

工事費を決める上でポイントとなるのは、以下の5点です。

  1. 墓地の場所
  2. 墓地の広さ
  3. 墓地の状態・地盤の強さ
  4. 墓石の構造
  5. 工事・地震対策の方法

それぞれについて、順を追って詳細にご説明いたします。

2-1.墓地の場所

まず、墓地の場所についてす。墓地の場所が違うと、以下の5点に影響があり工事費が変わります。

  • トラックからの距離はどれほどか
  • 荷物の運搬できる道は整備されているか
  • 平地か山の斜面か
  • ユンボやカニクレーンなどの重機は必要か
  • 工事立ち入り許可の申請費用は必要か

以上のうち費用に1番関わるポイントは、トラックが置ける場所からの距離です。

こちらの写真のように、トラックのクレーンで吊って直接設置できる場合は、作業量が大幅に軽減できるためお値打ちです。

お墓の工事費、墓地の場所について


一方でこちらの写真のように、山の上の方にお墓があり大型のクレーンを利用するのが最適な場合は、大型クレーン利用費が追加で必要です。

お墓の工事費、墓地の場所について2


更には大型クレーンが利用できず、トラックから墓地までの道を作る必要がある場合もあります。

特に当店周辺では山の上にお墓のある場合が多いので、クレーンが届く墓地よりも工事の日数が増えることがあります。

2-2.墓地の広さ

墓地の広さによって、外柵を作ったり、外柵の内側の土を運んだりする費用が異なります。

単純に、墓地が広いほど工事費が掛かる傾向があります。

例えばこちらは、約5m×約5mの墓地で非常に広く、玉砂利は約80袋使用しました。

広い墓地の工事費


2-3.墓地の状態・地盤の強さ

墓地の状態や地盤の強さによって工事費が異なります。

例えばこちらの墓地では、芝生が一面に生えており、生垣がありました。

そのため木をすべて抜き、ブロックを積んでから外柵の設置工事を行いました。

工事の価格について


こちらは地盤が弱かったので、杭打ちをしている所です。地盤の状態によって工事のやり方が変わります。

お墓の基礎工事、杭打ち


2-4.墓石の構造

外柵および石碑を含めた墓石の構造によって、工事費は変わります。

例えばこちらの、外柵を3種類変えた図面をご覧ください。石碑の形状はどれも同じにしました。

左の図面は1番シンプルな形で、工事の費用が1番安くなります。利用する石が多かったり、形状が複雑であるほど工事費は高くなる傾向があります。
お墓の構造と工事費


2-5.工事・地震対策の方法

工事・地震対策の方法は、石材店ごとに違います。

例えば現在では、ほとんどの石材店ではしっかりとした基礎工事を行ってから外柵や石碑を設置していきます。

しかし本当に少数なのですが、基礎工事無しに施工してあるお墓もあります。

基礎工事がしっかりしていないと、お墓が傾いてしまったり、外柵がずれてしまったりと、月日が経つにつれ問題が出てきます。

地震対策についても、石材店ごとにやり方が違います。

実はお墓の地震対策の方法は、10種類以上もあるため、どれが良いのか判断するのが難しいです。

こちらは、東日本大震災のときの写真です。地震で倒れたお墓もあれば、倒れなかったお墓もあります。

どんな地震対策をするかによって、結果が変わることもあります。

IMG_1182

当店の地震対策については、こちらをご参照ください。費用対効果に優れていると考えているものを選定しています。
【安心の地震対策施工】

工事・地震対策の方法については、石材店の考え方が大きく影響します。

  • 費用を安く抑えたいのか
  • 費用と強度のバランスを取りたいのか
  • とにかく頑丈にするために費用は気にしないのか

これからお墓を建てようと考えている方は、基礎工事はどのようにやるのか、地震対策はどうするのかなどを、契約する前にしっかりと話を聞いておいた方が良いと思います。

おわりに

さいごまでお読み頂きありがとうございました。

お墓の価格のうち、工事費について大まかにご説明させて頂きました。いかがでしたでしょうか。

おさらいしますと、工事費を決める5つのポイントはこちらです。

  • 墓地の場所
  • 墓地の広さ
  • 墓地の状態・地盤の強さ
  • 墓石の構造
  • 工事・地震対策の方法

・最初の3つは墓地を選ぶときに決まるもの。

・1つは石碑や外柵の設計で決まるもの。

・最後の1つは、それぞれの石材店の手法や考え方で決まるもの。

です。お墓の工事費をしっかり算出しようとすると、様々な要因が関わってくるため非常に難しいです。

お墓の契約の際には、どんな工事をするのか、地震対策はしっかりやってくれるか、と言った点をご確認いただくことをおすすめします。

お墓の工事は非常に重要ですので、本投稿が皆様のお墓づくりをしっかりとご検討する材料として、お役に立てれば幸いです。

長文にさいごまでお付き合い頂きありがとうございました。

何か疑問な点やご不明な点がありましたら、お気軽にご連絡下さい。

◆◆◆お墓の価格についての参考となる投稿は、こちらからどうぞ◆◆◆
【お墓の価格(値段・費用)の仕組みと相場|①概要】
【お墓の価格(値段・費用)の仕組みと相場|②墓地の永代使用料】
【お墓の価格(値段・費用)の仕組みと相場|③石材の価格(前編)】
【お墓の価格(値段・費用)の仕組みと相場|④石材の価格(後編)】

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