お客様の想いを形にする
お墓は、ただ墓石を墓地に据え付けるだけのものでは無く、ご先祖様や亡くなった方への供養の気持ちや感謝の気持ちを形にしたものだと考えています。
そのためお客様のお話を伺わせて頂き、お客様にとって1番良いと感じられるお墓をご提案させて頂く事を大切にしています。
具体的に当店をご利用のお客様から伺ったお話の例は以下の通りです。
- どうしてお墓を建てるのか?
- 誰のお墓なのか?
- 亡くなられたのはどんな方だったのか?
- どんなお墓を作りたいのか?
- お墓のお守りをされるのは誰か?
- いつまでにお墓を建てるのか?
など、お客様によってこだわられるポイントは様々です。
ただ単に墓石を作るのでは無く、お客様のお墓づくりをサポートさせて頂くという考えでお話を伺わせて頂いております。
じっくり検討するために
墓地を調査させて頂いた後には、図面とお見積書を作成させて頂きます。図面・見積書はいろいろなパターンで複数ご用意も承ります。
お客様のご要望に応じて、墓地の写真と図面とを合成させて頂きます。実際にできるお墓の完成写真に近いため、イメージして頂きやすいのではないかと考えています。
実際に加工を始めてしまうと後に戻るのは難しいので、事前に色々ご検討頂くことは、とても大切です。
合成写真は、無料でお作りさせて頂いております。何種類か図面を作らせて頂き、お見積と合わせてご利用いただくと、色々なパターンで比較検討して頂けます。
完成したお墓をご紹介させて頂きます。多くのお客様から、事前に完成予想図を見れたことで、分かりやすかったとご好評頂いております。
お墓の知識について
どんな知識が必要?
お墓を建てるには、以下の知識が必要です。
- 石材の知識
- 地震に強い設計の知識
- 宗教やしきたりの知識
お墓は石を置いて建てるだけではなく、石材そのものの強さや地震に対する構造強度の知識が必要です。この知識が不足していると、すぐに変色してしまったり、強度に問題のある場合は、石がずれたり傾いてしまう事があります。
また強度の話だけではなく、宗教的な知識や地域のしきたりについての知識が必要です。こうした知識のない石材店が、知らずにお墓を建ててしまい、宗旨に沿わない文字を彫ってしまったことや、お墓の並べる順番が違うなど、間違って建ててしまい後から直した事例も聞きました。
もちろんほとんどの石材店がきちんと仕事をしていますので、間違えた事例の方が圧倒的に少数です。こうした事が無いよう、基本的な事をお伝えさせて頂きます。
石材の知識
石材に関する知識について
和型の墓石には御影石がよく使われます。洋型・デザイン墓には大理石が使われることがあります。
みかげ石の場合、その種類によって以下が異なります。
・産地(国産、外国産)
・色(白、黒、緑、ピンク)
・物性(強度、吸水率、密度等の石そのものの性質)
・その他(独特の斑、光沢、輝き、模様等)
また、同じ石でも等級・キメの細かさ・色味によって、さらに複数種類に分けられ、石の価値が大きく違います。
・等級(特級、上級、中級等)
・キメの細かさ(細目、中細目、中目等)
・色味(濃い目、薄目)
等級の差について、例を用いてご紹介します。
以下の写真は、国産石材である「大島石」です。
3つの「大島石」を並べていますが、それぞれの石で等級が違います。
どういった点が異なるか、見比べてみてください。
正直なところ、毎日のように石を見ているスタッフが見ても、写真ではすごく分かりにくいです。
実物をよく見ると、その色合いや成分の均一さが、異なっていると分かります。
なお石安で取り扱っている「大島石」は7つの等級があり、最高級のものと、最もお値打ちなものとの価格の差は、倍半分以上あります。ただし名前はどれも同じ「大島石」です。
石安では、これを区別するため、「大島石 ○級」とお伝えしています。
他の例では、例えば最高級の石材と呼ばれる庵治石(香川県産)では、等級やキメの細かさ、独特の模様の具合、成分の均一さ、細かさなど、様々な指標を用いて価格が決定されます。
同じ石碑1基の値段を比較しても、金額にして数百万の違いが出ます。そのため石材の種類は豊富で見極めが難しく、よく分からないと感じられるお客様が多いです。
当店ではこれまでの経験・知識を生かし、お客様のご要望に合わせた石材選びをお手伝いします。
地震に強い設計の知識
熊本震災や東日本震災では、多くのお墓が倒れてしまいました。しかし一方で、倒れなかったお墓もありました。
この違いは、地震対策の方法が違っていたためです。お墓の地震対策方法は少なくとも18種類もあり、大地震でも有効な方法は、ほんの一握りです。
石安は数ある地震対策方法から、「東日本大震災で被害最小」の施工法を選び抜き、適用しています。
詳しくは【安心の地震対策施工】をご覧ください。
宗教やしきたりの知識
仏教に関する知識
仏教の教えによると、人間の命は自然界との結びつきが深いです。
自然から命をもらい、両親のもとに生を受けます。
生まれたときから誰もが年をとり、「死」へ向かいます。
そして肉体に寿命がきたら、自然に命を返します。
自然に命を返す場所が、お墓です。
他にもお墓にまつわる仏教の話は数え切れないほどあります。
五輪塔は命日から50年経った仏様を奉る供養塔であることや、お墓の石には上から順に意味があることなど、お墓と仏教の教えは深い関係があります。
近年では、仏教の考え方は段々と薄くなっていますが、当店では、お墓についての仏教の教えを大切にしています。
お墓の地域性やしきたり
お墓は、地域によって特別な慣習があります。
例えば岐阜県大垣市では、お盆に提灯を飾ります。
他には、長崎のある地域ではお盆に爆竹を鳴らしたり、沖縄のお墓はとても大きかったりと、地域によって特色があります。
また当店付近では、分家の方のお墓を建てる際に、暗黙のうちの決まり事(しきたり)があります。
当店のお客様には、お墓を建てる際に気を付けるべきことについてお伝えさせて頂きます。
暦や風水などに関するしきたり
当店のお客様には、家を建てる事と同じように、お墓を建てる日もできれば良い日にしたいという方もいらっしゃいます。
暦の事など、「気学」に由来することが気になられる方からは以下のようなご質問やご要望を頂きます。
- お墓を建てるのに良い日とは?
- 土用は工事をしてもらわない方が良いのかな?
- 暦の上ではいつ建てたら良いのだろう?
- できれば良い日に建ててほしい
- 外柵の内側はコンクリートにしない方が良い?
少しでも気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
良い日を選んでの建立をご希望の場合は、お客様のご意向に沿ってご建立させて頂きます。
ご施主様の生年月日などから本格的に良い日を選びたいという方につきましては、選び方などもご説明差し上げます。
納得できるお墓を
なんでも聞きやすいお店を目指しています
わたしが石材店ではなかったとしたら、お墓の事は誰に聞けば良いのか分からないでしょうし、お墓をいつ作れば良いのか分からないと思います。
また日頃から石材店やお寺様に接する機会も無いと思いますので、なかなかお墓の事は聞きづらい気がします。
お客様もこれと同じように、お墓の事は分からない事だらけなのではないかと感じています。
そのため当店は、なんでも聞きやすい店を目指しています。
お客様には、石材店の合う合わないがあると思いますので無理を言ってはいけないと思っています。ですので問い合わせを頂いたからと言って、こちらから何度も営業することは致しません。
お客様に納得して建てて頂けることを1番大切にしております。まずはお気軽にご相談頂けますと幸いです。
お墓の品質について
品質の良いお墓とは?
当店が考える品質の良いお墓とは、以下のようなお墓です。
- 石材の特性が優れている
- 地震に強い
- 丁寧に加工されている
先にも述べましたように、値段が高いからと言って品質が良いわけではありません。値段を抑えても、品質の良いお墓は作れます。
ご先祖様にとっても値段を掛けることよりも、何よりお墓参りをして頂くことが良いのではないでしょうか。こまめにお掃除頂くと、石材の変色も少なくなります。
高品質で安心できるお墓を
石安は「地震に強く、長持ちするお墓」を作りたいと考えています。
ご予算を抑えたとしても、小規模な地震等ですぐに傾いたり石材がずれてしまうことはありません。
長く修理する必要のない、地震でも簡単には倒れないお墓を、お客様に自信を持って提供したいと考えています。
当店のお墓対する考え方や強度については、【石安の考え方】をご参照ください。
石安の3つの安心