お墓は「国産」が良いとお考えの方へ

せっかく建てるお墓なら、日本で採れ日本で加工された「国産」の墓石にしたいという思いを、少しでもお持ちではないでしょうか?

当店で国産墓石をご建立になるお客様からは、このようなご質問やご意見を多くいただきます。

  • 「国産」のお墓はどれくらいの値段だろう?
  • やっぱり日本の物は、品質が良いのかな?
  • 日本の石は、どこで採れるの?

こちらでは、日本の石についてご紹介させて頂きます。

日本の職人が心を込めて作る国産墓石

なぜ日本の石が良いのか?

日本の石

日本の石は吸水率が低く、変色や風化の少ないものが多いです。

その理由は2点あり、1つ目の理由は”新しい山”であるためです。

例えば中国の石と比較すると、日本の山は数千万年前にできたものが多いのですが、中国の山は数億年前にできたものが多いです。

それだけ”新しい山”から採れる日本の石は、劣化が少なく品質の良い石が多いです。

2つ目の理由は日本の気候や四季を知っているからです。

墓石は外に設置することがほとんどですので、完成後は雨風にさらされてしまいます。

日本の石は、日本の気候や四季を長い間経験しているため経年変化の少ないものが多いです。

石には「旬」がある

お墓に使用される石は天然のものですので採れる時期や場所によって良し悪しが異なります。つまり、石にもいわゆる「旬」があります。

そのため当店では信頼のおける採石場から良い石が採れているかどうかを常に確認し、選りすぐりの原石のみを使用します。

当店は現地まで伺い、採石場で働く人と直接会って話をして信頼関係を気付くことを大切にしています。

庵治石の採石場

2018年5月、庵治石の採石場に伺いました。

日本トップクラスの磨き加工

当店は墓石の加工にもこだわります。下の写真は磨き加工の良い物と悪い物の差を顕微鏡で調べた結果です。

左側が日本での良い磨き加工をした石表面、右側は肉眼での見た目にはきれいでも磨き切れていない加工をした石表面です。

しっかりと磨ききる加工

肉眼で見た場合、両者はほとんど同じに見えます。これは磨きの工程の違いにあります。

左側は手間暇かけて適切な工程をしています。右側は”バフ”と呼ばれる研磨剤に熱を持たせて早く仕上げる方法で磨いています。

墓石の加工が完了したばかりの新品のときでは、両者の見分けは難しいです。

しかし数年後に違いが出てきます。石表面に傷が残っていると”バフ”による研磨剤が経年変化で取れてしまい、光沢が無くなります。

一方で、きちんとした工程で磨いてあれば、石表面の輝きは長持ちします。

日本の石でお墓を建てる前に知っておいて頂きたい事

「国産」なのに中国で加工?

日本で建てられるお墓の8割以上は、中国で加工されると言われています。

あまり知られていませんが、日本の石であっても中国で加工されることがほとんどです。

その主な理由は以下の2点です。

  • たとえ中国で加工しても日本の石であれば「国産」と表記できること
  • 加工の費用が安いこと

もちろん中国にも腕の良い職人はおり、一概に中国加工がダメという訳ではありませんし、高品質を保てるようにしている工場もあります。

「国産」の石への強いこだわり

一方で当店のスタッフは、日本の加工工場はもちろん中国の石材工場を実際に見学に行ったり、中国の石材工場にに3年滞在された方や、毎月2週間ずつ中国へ行き実際に加工を教えていた職人さんからの話を聞き、「日本の石は日本で加工したい」という思いが強いです。

また、当店のお客様からは、
「安心して日本の石を選びたい。」
「日本の石で日本加工のお墓をつくりたい。」
「予算以内に収まれば日本の石で建てたい。」

と言ったご要望を頂きます。このような理由もあり、当店ではお客様の希望に応えられるよう、日本の石材には特にこだわりを持って取り組んでいます。

日本の石の「等級」について

日本の石材は、中国を含む海外の石材に比べ、高価な傾向があり等級が分かれている石は見極めが難しいです。

同じ名前の石材であっても等級が違うことで値段が2倍・3倍と異なる石材もあるため、良い石を見極める”目利き”が重要です。

当店のスタッフは、全国各地の採石場や加工場を実際に見に行き、良い石の見極め方について学んでいます。

詳しくは【石材の基礎知識】をご覧ください。

産地を周って学び、現地の方との信頼を築く

当店のスタッフは、現地まで足を運ぶことでその目で石を確認し、現地の方と顔を合わせて信頼を深めさせて頂き、確かな品質の日本の石材を安心価格で提供できるよう心掛けています。

purely-made-in-japanそのため日本の石材については、古くから付き合いのある採石業者様や加工業者様はもちろん、石材ごとに信頼できる業者様のみと協力し、安心できる墓石を提供させて頂けるようにしています。

日本で生まれ、日本で加工された100%国産の墓石についてご興味をお持ちの方、お気軽にお問い合わせください。

国産の銘石のご紹介

庵治石 ~ 世界一の銘石

庵治石 細目 最上級について

庵治石は香川県高松市牟礼町と庵治町にまたがる五剣山山麓で採石されています。

庵治石は他の石には無い「粘り」や「硬さ」があることから、希少価値が高く加工の難しい”世界一の銘石”として知られています。

庵治石の最大の特徴は、石の表面に「斑(ふ)」と呼ばれる幻想的な二重のかすり紋様が現れることです。

このかすり模様が、石の奥行きを感じさせます。その優美さは「自然がもたらす芸術品」とも言われます。

庵治石について詳しくは【庵治石の価格や特徴。世界一高価な最高級墓石材について】をご覧ください。

小松石 ~ 東日本一の銘石

本小松石

緑がかった色と独特の模様があります。

本小松石は国産材の中でも最も歴史が古く、皇室ご用達の石です。

経年変化が大きく茶色のしまや、まだら模様が現れますので、その変化を楽しむ石です。

この経年変化が味わい深いとされ、玄人・石職人に好まれます。

石安の先代は、この小松石を非常に好んでいました。

大島石

大島石 石善・碧について
大島石は古くから墓石材として使われています。

水を吸いにくく風化に強い大島石は、歳月を重ねる程にその青磁のような美しさを増していきます。

西日本で最も多く建てられている国産墓石であり、当店でも人気No.1の石です。

日本を代表する高級銘石として多くのお客様から信用と支持を得ています。

天山石

天山石

ややキメは粗く、青みが深く吸水率の低い石です。天山石は国産材の中でも一、二を争う石の硬さを誇ります。

石としての品質が良く熱や風雨などによる経年劣化も非常に少ないです。

天山石は、大島石や庵治石などと違い、ひと続きの岩山を掘削するのではなく、ゴロゴロとした丸い”玉石”を採ります。

そのため大きな墓石だと、玉石同士を組み合わせて作る必要があるので色合わせに十分注意して作ります。

真壁小目石

真壁青小目について
石の目はやや細かいです。日本の石の中では、お値打ちな部類の石です。

「白タマ」「黒タマ」「ボタ」などと呼ばれる、丸状の組織のかたよりが出やすいです。

特に青みの強いものは「真壁青小目」と呼ばれ、真壁石の中でも高級とされています。

お墓の価格例

和型墓石

外柵なしのお墓の価格

外柵セットのお墓の価格

墓誌・外柵セットのお墓の価格

五輪塔・墓誌・外柵セットのお墓の価格

洋型墓石

外柵無しのお墓の価格