揖斐郡揖斐川町 お墓建立9
お墓工事の詳細
石種:大島石
形状:8寸和型2段
工事内容:新規外柵設置,新規墓石建立
お墓工事の流れ
基礎工事
まずコンクリート厚を確保するために、しっかりと地面を掘ります。
こちらの墓地は、既に砕石が入っておりましたので、そのまま利用し転圧をします。
工事の手順として一番最初に、一番大切な地盤を固めていきます。
基礎となる鉄筋コンクリートを施工します。
基礎コンクリートがしっかりと固まるまで、数日の時間を置きます。
外柵設置
基礎コンクリートが固まりましたので、外柵を設置します。
ひとつひとつ、水平をきちんと見ながら据え付けていきます。
すべての外柵を設置しました。
石と石とは、石材用のボンドをつけて接着し、さらに金具を取り付けしっかりと固定します。
その後、金具を取り付けた箇所にコンクリートを流し強度を高めます。
写真では、外柵の隅にコンクリートを打つためのコンパネが設置されています。
ここまで工事をしたら、コンクリートが固まるまで、また数日の時間を置きます。
<今回のポイント>
気づきにくい点ですが、入口の階段部分に工夫があります。
それは、お墓の区画を仕切っているブロックと、入口の階段の高さを合わせている点です。
お墓参りのときには、階段を使うのですが、階段があまりに大きいと、墓地が狭く感じてしまいます。
そのためブロックを有効に利用することで、なるべくゆったりとしたお墓になるようにしました。
一方で、せっかくの石がブロックに隠れてしまい、見えなくなってしまう部分が出てきてしまいます。
こういった点についてもご施主様にお話しさせて頂いたところ、最終的にこちらの設計となりました。
石碑建立
外柵の設置から数日空けた後、一枚石の納骨室を設置します。
納骨室はコンクリートで作ることもできますし、4枚の板石を前後左右に貼り合わせて作ることもできます。
コンクリートや4枚の板石で作った方が安価に済みますが、当店ではこだわって一枚石を使っています。
納骨室の上に石碑を積んでいきます。
石と石の間には、免震材と免震ボンドを施工し、しっかりと地震対策をします。
石碑本体の設置が完了しました。
花立や水鉢などの、小物を設置しています。
石碑の周りに雑草対策として、草の生えにくい土を施工しています。
この土を施工するかしないかで、草の生え具合は全然違います。
昔はこのような商品はありませんでしたので、玉砂利を厚めに敷いたりして対策するしかありませんでした。
※全面コンクリートを打てば雑草対策となりますが、当店周辺ではお墓にコンクリートを打ってはいけないという言われがあります。
那智石を敷き、石碑の設置が完了しました。
大島石のお墓が完成です。
さらしを巻き、納骨式を待ちます。
無事に工事が完了いたしました。