納骨式での服装や建碑祝い、納骨の時期について
遺骨を埋葬・納骨したい方や、納骨式に参加する予定の方へ。
お墓に遺骨を埋葬・納骨することは、大切な行事であり親族の方も関わるため、トラブルなくできるのが一番だと思います。
しかし、めったに無いことですので分からないことが多いのではないでしょうか。
当店では、同じように埋葬・納骨の事でお悩みお客様から、以下のようなご質問を頂きます。
- もうすぐ納骨式があるけど、どんな服装が良いのか?
- 親戚が新しくお墓を建てたんだけど、お祝いはどうすれば良い?
- 遺骨を埋葬・納骨する時期はいつが良いのか?
お墓を新しく建てた方、今あるお墓に納骨する方、親族として納骨室に参加予定の方など、様々な状況や立場があると思います。
これから大切な故人様の遺骨を埋葬・納骨する予定の方にとって、お役に立てれば幸いです。
埋葬・納骨する時期
遺骨を埋葬・納骨する時期について、法律上の決まりは特にありません。
ただし、お寺様によっては七七日(四十九日)の法要の際に納骨する事があります。
宗旨宗派の違いや地域による差がありますので、お寺様に確認しましょう。
お寺様から特に指定の無い場合には、一周忌や三回忌などの法要に合わせて納骨される方が多いです。
他には親族が集まりやすいことからお盆や春と秋のお彼岸、年末年始に行うこともあります。
納骨までの流れの一例
ここでは新しいお墓に納骨する場合の、納骨するまでの流れの一例を簡単にご紹介します。
- ご遺骨と火葬許可証(埋葬許可証)を用意する
- お寺へ遺骨を埋葬したい旨を伝える
- 家族・親族などへ周知する
- 線香・ロウソク・お供え物など、当日必要なものを準備する
- 納骨式の当日、お寺様の指示に従って納骨する
- 食事会など
上記については単なる一例であり、実際には地域や宗旨宗派によってやり方の異なる場合がありますので、ご親族の方やお寺様に事前に確認してから進めましょう。
既にあるお墓への納骨については、こちらに詳しく記載しております。
【埋葬・納骨を、今あるお墓で行うまでの7ステップと注意点】をご覧ください。
当日の服装
埋葬・納骨の法要では、なるべく普段着ではなく礼服などのフォーマルな服装が良いです。
しかしお墓で埋葬・納骨する場合、屋根や空調の無い場合が多いです。
当日が暑くなることが予想されれば、出席予定のご親族の方と相談し、簡単な格好で執り行うのも良いと思います。
その際には、なるべく落ち着いた服を選びましょう。
夏の納骨の様子をご紹介させて頂きます。とても暑い日でした。
当日の現地への到着時間
納骨式の当日は、開始時刻の20~30分前には到着しておくと良いです。
お花をお供えするための水を汲んだり、お墓の簡単な掃除をしたり、お供え物の準備をしたりと色々やることがあります。
準備をきちんと済ませておくと、お寺のご住職様がきてからスムーズに納骨式が進み、気持ちが良いです。
故人様を納骨する大切な法要ですので、ゆとりを持って行動できると良いと思います。
当日の持ち物
納骨式当日の持ち物は、以下の通りです。
- ご遺骨
- 数珠
- お供え物
- 供花
- お布施、お祝い金
- カメラ(記念撮影する場合)
- 線香
- ロウソク(新しいお墓だと赤の和ロウソクの場合もある
- ライター
- フキンなどの簡単な掃除道具
- その他地域や宗旨宗派によって必要なもの
朝早くの納骨式の場合だと、花屋さんが空いていない場合がありますし、一通り事前に用意しておくことをオススメします。
建碑祝いについて
建碑祝いとは
新しくお墓を建てた場合には「建碑祝い」を持参することがあります。
「建碑祝い」とは、お墓を建てたことに対するお祝いのことです。
お墓を建てることは、おめでたいことであり家を建てた時の「新築祝い」に相当します。
建碑祝いの金額
お墓の費用を負担するという意味があるのか、そうでないかによって金額は大きく変わります。
お墓の費用を負担しない場合、納骨式の後に食事があるか無いか等も含め、施主以外のご親族と相談されると良いでしょう。
相場というものは、あってないようなものです。当店の知る例では1~3万円くらいが多いです。
地域によっては施主以外の親族からもお寺様へお布施を出す場合もありますので、事前にご親族の方へ確認をしておきましょう。
おわりに
遺骨を埋葬・納骨したい方や、納骨式に参加する予定の方から頂くご質問を中心に記載致しました。
お墓に遺骨を埋葬・納骨することは、大切な行事であり親族の方も関わるため、トラブルなくできるのが一番だと思います。
大切な故人様の遺骨を埋葬・納骨する予定の方にとって、お役に立てれば幸いです。
分からないことや気になることがあれば、お気軽にご連絡ください。最後までお読み頂きありがとうございます。